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過去のお仕事いろいろ

写真作家・作品集
コマーシャルやファッション系のカメラマンにとって、
雑誌の表紙を撮影する事は、とても名誉な事であり、目標でもあるそうです。
僕のように北米の風景や自然を撮り続けてきたカメラマンにとっては、
写真誌で特集ページを組んでもらう事が、栄誉でもあり嬉しい事でもあります。
書店で、雑誌の表紙に初めて自分の名前が大きく載っているのを見つけた時は
もう、それだけでドキドキしました。
自分の写真や原稿の載っているページを、隣で立ち読みしている人がいたりすると
なぜか、凄く緊張したりもしました。
自分の作品の掲載誌が、他の雑誌の後ろになって見え難い時は、
わざわざ一番前に並び替えたりもしました(笑)。
それから随分時間は過ぎて、もう自分の作品の掲載誌を見ても、あの時ほどドキドキはしなくなりましたが
「この仕事を続けてて良かったな」と思う事が幾つかあります。
まず一つは、遠く離れて住んでいる母親が喜んでくれる事。
滅多に日本に帰る事もなく、ほとんど電話もしない親不孝者の僕ですが・・・
写真や原稿と共に、誌面に自分の名前やプロフィールが載ると、
母親は、時々その雑誌を親戚や友人に見せているそうです。
もう一つは、高校時代の写真科の先生が喜んでくれる事。
やんちゃ坊主で、あまり良い生徒とは言えなかった僕ですが、
前回、日本帰国時にこんな事を言われました・・・
「写真のイベント会場で、写真誌の編集長さん達と会った時、『あー、藤江さんの先生ですか』
『いつも藤江さんにお世話になってます』って言われて、わしは鼻が高かったわ・・・」
高校三年間で、いつも怒られていた記憶しかないのですが、
とても嬉しそうな顔で、こんな事を言われて、とても不思議な気分でした。
まだまだ微力ですが、この仕事のおかげで、ほんの少しだけ
親孝行と先生孝行ができたかな・・・と思います。