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My history album !?
歴史アルバム?
タッタカターの時代?

タカタ、タカタ、タカタ、タッタッター・・・
・・・と軽快なタップのリズムを刻んでいたのは、もちろん・・・
僕ではない。
21歳の時、たまたま見ていたテレビ番組の中で、
リズミカルに、そしてとても楽しそうに踊っていたのはサミー・デービスジュニアだった。
テレビの画面一杯に映し出されるサミーの高度なタップの技術。
普通の人は、それを見て・・・
「わー凄いなー・・・かっこいいなー・・・」
と思うのかも知れないが、当時の僕はこう思ったのだ・・・
「ふんっ、あんなの俺にだって出来る!」
世の中、無知ほど強いものは無い!
僕は取材旅行で長期滞在していたロサンゼルスで、
あるダンス教室のドアを開けた・・・
元々アップテンポのリズムを刻むのが好きだった僕は、
中学、高校とドラムを叩いていた。
両手、両足を使って、数多くのドラムやシンバルを連打し続けるドラムに比べて、
タップダンスは足をカタカタさせるだけ・・・こんなの楽勝!
・・・の、はずだった。
僕が入れられたのは初心者の初心者クラス。
初級クラスにも入れない初心者の中でも、特に初心者?のクラスだった。
クラスに入ってみると、どうも雰囲気がおかしい・・・
本場ロサンゼルスのダンス教室と言えば、
かっこいいお姉さんが、レオタードやレッグウォーマーに身を包み
ブロンドの髪を振り乱して踊っているイメージがあったのだが・・・
同じクラスにいたのは、どう見ても幼稚園か小学校に入ったくらいの子供、
かなりの高齢のおばあちゃんなど、だが・・・
それなのに、全くレッスンにはついていけない!
「ちょっ、ちょっと・・・そんな高度な事、いきなりするの?」
先生の早口の英語もほとんど分からないが
物凄いスピードで動く足先を見ながら、同時に真似てするなんて
神業にしか思えなかった。
何度か通ううちに、先生の動きに合わせて
タカタ、タカタ、タカタ、タカタ・・・と、とてもリズミカルに
《言える》ようにはなったが(笑)、
《見る》と《する》では、天と地ほどの大きな開きがあった。
入会後かなり時間が経ったある日、ぼくはある事実を知った・・・
ハリウッドとビバリーヒルズの中間に位置するこの教室、実は地元では有名な
プロダンサー養成のダンス教室だったのだ。
入り口や、ロビーに張られていたポスターも、実は飾りではなく
ここの教室でレッスンを受け、ハリウッド映画へと駆け上がっていった
世界トップクラスのスーパースター達の写真だったのだ。
そう、ここの初級クラスは、他の教室でレッスンを積んだダンサーが、
更に上を目指して入会する所らしい。
「そりゃ〜俺がどんなに頑張ったって、初心者クラスにもついていけないはずだわ」
妙に納得しながらも、それでも汗水たらして
タッタカ、タッタカしていたあの頃・・・
タッタカターの時代