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 My history album !?
歴史アルバム?



テントの時代 2?






雄大な自然の懐に飛び込み、キャンプ生活を続けながらの撮影旅行

「良いわね〜素敵ね〜夢があるわね〜・・・」

と、言ったのは・・・・当然、僕達ではない!!


僕達が、結婚後も北米の撮影旅行を続けていると、やたらと「良いわね〜」とか
「羨ましいわ〜」とか、言いたがる人達がいたが、
「何か勘違いしてるんじゃないの?」としか、当の僕達には思えなかった。

なぜなら、当時僕達がしていたのは《リゾート・キャンプ》ではなく《キャンプ生活!》。

季節の良い時期、天気の良い週末を選んで、楽しそうな場所で、
のんびり楽しみましょう・・・というのがリゾート・キャンプ。

一旦取材旅行に出かけてしまうと、そのまま数ヶ月は戻らない僕達の場合、
テントの他に、山の中で泊まる所が無いからテントを使っていた訳で、
それはリゾートではなく、正にキャンプをしながらの《移動生活》だった。

やっと目的地に着いても、天候が悪く、なかなか思うような撮影が出来ない事もある。
濃い霧に包まれ、テントの周り数メートルしか視界が無いような日が何日も続く事もある。
こうなると、もう撮影どころではなく、ひたすら我慢大会をしているような感じだ。

こんな時、ただじっと一人でテントに籠もっているのは非常にきつい。
だが、二人でこもっているのは・・・もっときつい(笑)。

大きくノビをしようと手を広げると妻に当たる。
立ち上がる高さは無い、体操するほどスペースも無い。
テントの外を歩き回るには、あまりにも霧が濃くて危険が多過ぎる。
濃霧のカーテンが陽の光を遮り、時間の感覚までも奪っていく。
夏だと言うのに、雪がちらつき、凍えるほど寒い・・・

最初から1週間と分かっている1週間は長くない。
だが、いつまで待つのか分からない時の1週間は、とてつもなく長く、辛い。


1週間後
久々に霧が晴れ、テント周辺しか動きの取れなかった僕たちの背中に羽が生える。
山の頂、雲海の上で見る朝陽、光輝く朝露の滴。
谷底から吹き上げて来る上昇気流に乗って、このまま大空まで飛んで行けそうな気がする。

こみ上げる喜びと開放感。
我慢した後に得る物は大きい。
こういう感覚を体験した人が、一体どれくらいいるだろうか?

僕達は、またきっとテントで旅をするだろう。

じっと耐えていたあの頃・・・
テントの時代 2?