My history album !?
歴史アルバム?



スピード狂時代?


僕が学生の頃?《キャノンボール》というアメリカの映画が大ヒットしていました。
ルールなんて全くお構い無しに、広大なアメリカ大陸を横断して
大レースを繰り広げる映画です。

はっきり言って、映画自体はあまり面白いと思わなかったのですが・・・
その中の幾つかの場面は、いまだに鮮烈に記憶しています。

360度地平線まで続く大平原のど真ん中に、ただひたすら真っ直ぐに延びた一本のハイウェー
そこをスーパーカーが物凄い勢いで吹っ飛んで行くシーンです。

言葉にすると、たったそれだけのシーンなのですが
大阪生まれの大阪育ち、
それまで高速道路のイメージと言えば、
年中大渋滞している阪神高速しか頭に無かった僕にとって
それは強烈なインパクトを持った画像として、頭に焼き付きました。


それから何年もが経ち・・・
僕は結婚し、映画の中で見たような大平原を、取材して回っていた、そんなある日の事です。

その日僕達が予約していたのは、安くて小さなかわいいレンタカー
・・・ですが
レンタカー会社の手違いか、同じ値段で貸してくれたのは
スポーツタイプの超高級車。

バタンッ
・・・と、ドアを閉めると、
全自動でハンドルの位置やシートベルトがドライバーに合わせセットされ
アクセルを軽く踏み込んだだけで
ヒュンッ
・・・と、スピードは100キロを軽く超えて行きます。

僕達は気分よく快適に大平原を突っ走っていました。


「そろそろ運転変わろうか?」
ずっと運転を続けていた僕に,妻がそう言いました。
そしてその直後、事件は起きました・・・(笑)


普段、小型車しか乗った事の無い妻が、そのつもりでアクセルを
グンッ
・・・と踏み込むと、車は面白いようにスピードを上げて行きます。

回りは果てし無く続く大平原。スピードを感じるような物は何も在りません。

横からチラッと見ると既にメーターは130キロを超えています。

「おい、おい・・・ちょっと飛ばし過ぎ・・・」
僕が言いかけた、その時・・・妻が言いました。

「前の大型トレーラー追い抜いちゃうわね」

そう言うと同時に、もう一度グンッ・・・とアクセルと踏み込むと
スピードは一気に160キロを越えて行きます!

「ヒェ〜〜!神様ー・・・」

僕の声が届いたのか、神様は直ぐに
ウゥーというサイレンと共に、赤色灯をグルグル回してやって来ました。

これまたアメリカの人気ドラマ「白バイ野郎ジョン&パンチ」で見たワンシーンのようです。

しかし捕まったのはドラマではなく現実の事

困ったな〜

でも・・・運転していたのが、日本から来た若い女の子(←当時はね)だと分かると
警官は「危ないから、カーブは130キロまでにしなさいよ」と
注意をするだけで、許してくれました。

遠ざかって行くパトカーに向って、僕は呟きました・・・
「許してくれてありがとう・・・止めてくれてありがとう}


大陸大移動を繰り返してた日々
スピード狂時代?